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障害のある人が医療の場に親しみ、病気の早期発見につなげることを目的に、障害のある人たちのアート作品を、病院やクリニック等に有償で貸し出し、その料金の一部(40%)を作家へ還元します。
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病院嫌いの竹本さんとの出会い
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きっかけは、一人の女性との出会いでした。konkonの代表佐々木が、かつて支援員として関わった竹本美穂さんには、知的障害がありました。病院が大嫌いだった彼女は、詳しい検査をさせてくれません。いよいよ外見からもわかるようになったその時は、末期の卵巣がん。発見から1ヶ月足らずで、48歳の生涯を閉じます。
「病院=怖い」の経験の積み重ね
体調が悪い時に、あまり馴染みのない場所に行って、胸に何かを当てられたり、鼻に棒が入ってきたり、時には針を刺されたり。それがどうして必要なのかよくわからないまま、経験を積み重ねたら・・・?知的障害のある人が、病院を嫌いになっても仕方がないですよね。
嫌いを和らげる手段としてのアートレンタル
どうしたら病院嫌いを和らげることができるかな?考えて考えて考えて、思いついたのが「こんこんのアートレンタル」でした。知的障害のある人の好きや得意の一つであるアートを病院に展示して、自分や仲間の作品を見に、わくわくしながら出かけて行った先が病院だったら、きっと嫌な気持ちにはなりませんよね。レンタルという形をとることで、何度も足を運び、少しづつ慣れていくことができるはず。
願い
障害のある人が医療の扉を「こんこん」、医療従事者の皆さまと患者さまが地域の障害者福祉の扉を「こんこん」。「こんこんのアートレンタル」が誰もが健やかで生きやすい地域の実現に貢献できますように。
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